聴覚障害は、2歳前後になっても言葉をあまり話さないというような異常を親が訴えて初めてわかることが多いのですが、それから治療しても言語能力などに支障が生じ、知能発達にも影響が残ることがあります。早期に障害を発見して訓練すれば、言葉の習得や知能発達に効果があることがわかり、厚生省でも5年以内には全員対象にする計画が進められています。

生まれてすぐから6ヶ月までの赤ちゃん専用の聴力検査装置ができました。これは赤ちゃんに外から音を聞かせると、脳が反応してABR(聴性脳幹反応)という脳波を出すことを利用したもので、聴力が正常な場合の波形と比較することによって異常の有無を判定します。短時間に、しかも赤ちゃんに負担をかけることなく検査ができます。

 

1、睡眠中の新生児の耳にやわらかい音(クリック)を送ります。

2、脳が反応して、聴性脳幹反応(ABR)と呼ばれる特殊な脳波を発します。

3、反応波(ABR)を検出します。

4、自動的にそのABRを正常聴力児のABR波形と比較します。

5、スクリーニングが終了すると、結果PASS(正常)/REFER(要検査)として印刷します。結果は、精度が高く客観的なものです。

当院でも入院中の新生児に聴力検査を開始することに致しました。

当面は検査をご希望された方のみとして、
検査費用も自費で、5,000円(消費税込5,250円)いただくことになります。

新生児聴力検査をご希望の方は申込書にご記入の上、看護室にお出しください。なお新生児が睡眠中に行う検査ですので、入院中に検査する機会がないこともあります。その場合、ご希望があれば退院後に実施します。

ベビーセンスは1歳未満の赤ちゃんのために開発された呼吸モニターです。赤ちゃんの呼吸などの身体の動きが異常に低下すると、アラーム音とランプで警告します。赤ちゃんの呼吸をモニターすることで、SIDSの発生につながる無呼吸の状態を知ることができ、万が一の時、直ちに適切な処置をとることができます。
大切な赤ちゃんを安全に育てたい、そんなままの味方です。

当院で入院中の新生児ベットにはすべてベビーセンスが取り付けられています。

ベビーセンスは・・・

☆赤ちゃんに直接装着するセンサーを使わないので、赤ちゃんの身体の動きを妨げません。
☆取り付け、操作が簡単です。
☆緑の点滅ランプで身体の動きを表示し、異常がある場合は、大きなアラーム音と赤い警告ランプで知らせる、わかりやすい設計です。
☆乾電池を使用しているので安心です。
☆持ち運び、移動が簡単です。

 

 

乳幼児突然死症候群SIDSとは
(sudden Infant Death Syndrome)

元気で何の異常もなく育っていた赤ちゃんが、ある日睡眠中に呼吸が止まって突然死亡する病気です。
ヨーロッパでは、SIDSが乳児死亡の大きな原因となっています。日本でも579名の赤ちゃんがSIDSで亡くなっており(平成7年厚生省人口動態統計調査)、2000人の出生に対し1人の割合で発生し、新生児期を除く乳幼児の死亡原因の第1位となりつつあります。SIDSのはっきりした原因はまだわかっていません。
この病気は今のところ予測は不可能で、完璧な予防法もありません。